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【2025年最新】動的ストレッチと弾性ストレッチの柔軟性効果を徹底解説|年齢・性別・回数の違いは?

動的ストレッチ(DS)や弾性ストレッチ(BS)は、本当に柔軟性に効果があるのか?
この記事では、動的ストレッチと弾性ストレッチに関する2025年最新研究の要点を整理しつつ、筆者自身の視点や疑問も添えて、わかりやすくまとめていきます。

参考:【2025年】動的ストレッチングと弾性ストレッチングの柔軟性に対する急性効果:系統的レビューとメタ分析

【研究や論文は、chatGPTに著作権に配慮して、要点をまとめてもらっています。緑のメモは僕の意見・感想です】

メンタルコーチしもん
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・29年間の不眠症を克服
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結論

動的ストレッチ(DS)と弾性ストレッチ(BS)は、健康な人の柔軟性が「小規模ではあるが確実に」向上する効果があることが分かりました。年齢や性別、ストレッチの方法や部位に関係なく、急性の柔軟性向上が期待できます。

基本的には動的ストレッチで十分だと思います。
ただ、柔軟性が必要とするスポーツやポーズをしたい場合は、静的ストレッチも取り入れたほうが良いかもしれません。運動パフォーマンスが下がるとも言いますので、「可動域が広がるメリット」が上回れば、ですね。
【2025年研究】1回4分・週10分でOK!大人の柔軟性を最大化する静的ストレッチ時間

内容の信頼性:10点満点での評価

9点 / 10点

  • 被験者数、レビュー方法、統計解析、バイアス評価などが明確で、科学的な信頼性が非常に高いです。
  • ただし、高齢者や女性に関するデータが一部不足しており、その点は今後の課題です。

何の研究か?

健康な人を対象に、「動的ストレッチ(DS)」と「弾性ストレッチ(BS)」が柔軟性に与える即時的な効果(急性効果)を調査した系統的レビューとメタアナリシスです。17の研究から35のデータを抽出し、全体および条件別(年齢・性別など)の効果を統計的に解析しました。

「弾性ストレッチ(バリスティックストレッチ / Ballistic Stretch)」とは、筋肉を素早く反復的に伸ばす動的なストレッチ法の一種です。日本語では「弾みをつけたストレッチ」とも呼ばれます。
上級者やアスリート向けのストレッチ法で、使い方を誤ると逆に筋肉や腱を傷める可能性もあるため、慎重に・正しいフォームで行うことが大切です。


研究した理由は?

これまで、動的ストレッチと弾性ストレッチが柔軟性に与える影響は知られていましたが、静的ストレッチなどの他の方法と混合された研究が多く、「純粋な動的ストレッチと弾性ストレッチだけの効果」に特化したメタアナリシスは存在しませんでした。
そのため、動的ストレッチと弾性ストレッチが独立してどれほど効果があるのかを明らかにする必要があったのです。

動的ストレッチの純粋な柔軟性効果を2025年までメタ分析で示していないのでは、意外ですね。運動系は研究スピードが速い印象があったのと、動的ストレッチは以前からあるストレッチなので、研究はかなり進んでいると思っていました。


結果はどうだったか?

【1】DSとBSの柔軟性への効果:わずかに向上(効果サイズ0.372、p < 0.001)

効果サイズ(Cohen’s d など)は、「どれだけ効果があったか」を数値化した指標です。

  • 0.2未満:ほとんど効果なし
  • 0.2〜0.6:小さい効果
  • 0.6〜1.2:中程度の効果
  • 1.2以上:大きな効果

この研究で得られた効果サイズは0.372なので、「小さいが、統計的には有意な効果があった」という意味になります(p < 0.001 = 偶然である可能性はほぼない)。


【2】年齢・性別・方法・部位・評価法の違いによる「差なし」

研究では、以下の条件別にストレッチ後の柔軟性変化に差があるかどうかを調べましたが、いずれも統計的に有意な差は見られませんでした

分類比較グループ結果
年齢若者 vs 中高年差なし(p = 0.24)
性別男性 vs 男女混合差なし(p = 0.76)
ストレッチ方法DS vs BS差なし(p = 0.83)
ストレッチ部位ハムストリング vs 足底屈筋 vs 複数部位差なし(p = 0.20)
評価方法単関節ROM vs 脚伸展挙上 vs シット&リーチ差なし(p = 0.34)

こちらのp値は偶然に差が生まれているかどうかの意味です。
0.05より大きい場合、「その差が偶然起こった可能性が高い」と判断します。


【3】ストレッチ条件(量・強度・スピード)の違いは影響する可能性あり

今回の研究に含まれる17本の論文は、それぞれ以下の点がバラバラでした:

  • ストレッチのセット数(例:1セット vs 4セット)
  • 持続時間回数(例:20秒×10回など)
  • 振幅(どれくらい大きく動かしたか)
  • 強度(痛みを感じる程度か?)
  • スピード(秒単位のリズムなど)

このような違いがあったため、「この条件が一番効果的」とは断定できなかったのです。

一部の研究では、以下のような傾向も報告されています:

  • 動的ストレッチが複数回(4セット以上)行うと、柔軟性がより向上する
  • 振幅が大きく、スピードが速い動的ストレッチの方が効果が高い

ただし、これらはまだ十分に比較・検証されていないため、今後の研究が必要です。

実は動的ストレッチの「セット数・持続時間・回数・振幅・強度・スピード」の最適解を調べたかったんですが、今のところは謎のようです。
よく考えながら、「振幅・強度・スピード」に関しては条件をそろえて研究をするのが難しすぎですよね。なので、結果的に「セット数・持続時間・回数」も判断が難しくなります。なぜなら、影響の差が「振幅・強度・スピード」によるかもしれないからです。

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