今回は、話題の検索キーワードやトピックの「人気度」がわかる無料ツール【Googleトレンド】について、特に多くの方が疑問に思う「数値の意味と計算方法」に焦点を当てて解説していきます。
ブログ運営やSNSマーケティングをしている方、トレンドを読みたいWeb担当者の方には特に役立つ内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
Googleトレンドとは?
Googleトレンド(Google Trends) は、Googleで検索されたキーワードの人気度の推移をグラフで表示してくれる無料ツールです。
- あるキーワードが「いつ」「どこで」「どれくらい検索されているか」を調べられる
- 過去との比較、地域ごとの傾向、関連キーワードも確認可能
- 「急上昇ワード(急上昇ランキング)」もチェックできる
→ https://trends.google.co.jp/trends/
Googleトレンドの数値ってなに?どう計算されてるの?
Googleトレンドに表示される数値は、**そのキーワードの「検索人気の相対的な指数(スコア)」**です。
数値は「0~100」の間で表示される
- 100:対象期間内でもっとも検索された時点(ピーク)
- 50:ピーク時の半分の検索人気
- 0:データがない or 検索数がごくわずか
つまり、実際の検索回数そのものではありません!
あくまで相対評価で、1日あたり〇回検索された…といった「絶対値」は分かりません。
どうやってスコアが決まる?
Googleは、以下のようなプロセスで数値を算出しています。
計算の流れ(ざっくり解説)
- 特定の期間と地域を設定(例:日本で過去30日間)
- その中で最も検索数が多い時点を「100」と設定
- それ以外の日時の検索数を「100」に対する比率で算出
- その比率を四捨五入した整数で表示
例:あるキーワードの検索推移がこうだった場合
日付 | 検索数(仮) | 相対スコア |
---|---|---|
4/1 | 1,000回 | 50 |
4/2 | 2,000回 | 100(ピーク) |
4/3 | 500回 | 25 |
4/4 | 2,000回 | 100 |
このように、相対的にどの日が「盛り上がっていたか」が一目で分かるようになっているのが、Googleトレンドの特徴です。
地域ごとの人気度も同様に「比率」で表示されている
都道府県ごと、国ごとの人気度のグラフも表示されますが、これも同様に「検索数の比率」でスコア化されています。
つまり、人口の多さでなく、「その地域の中で、検索全体に対してそのキーワードがどれだけ検索されているか」で評価されます。
例)
東京都の検索数が10,000件、大阪が3,000件でも、
大阪の方が検索全体に対する割合が高ければ「スコアは上」になることもあります。
よくある誤解と注意点
「スコアが100だから100万件検索された」は誤解!
→ 繰り返しになりますが、トレンドのスコアは実際の検索件数ではありません。
「0だから誰も検索してない」とは限らない
→ Googleの基準に満たない場合や、データ保護のために非表示になっていることも。
Googleトレンドの活用法
では、ブロガーやマーケターはこの数値をどう活かせばよいのでしょう?
1. トレンドを先読みする
- 上昇中のキーワードをキャッチすれば、話題性のあるコンテンツを作れる
2. キーワード選定の比較に
- 「A vs B」など、複数キーワードの検索人気を比較可能
3. 季節性のあるネタを探す
- 毎年同じ時期に検索が増えるワードも可視化される(例:花粉症、年賀状)
4. 地域別のマーケティング戦略に
- 地域ごとの関心度に基づき、エリア別の広告やイベント戦略に活用
まとめ:Googleトレンドの数値は「人気度の相対指標」
Googleトレンドの数値は、検索回数そのものではなく、**検索人気のピークに対する「相対的なスコア」**です。
- スコア100=対象期間・地域で最も人気だった時点
- スコアは絶対値ではなく、比率である
- 地域ごとの数値も、検索数の「割合」に基づいている
数字の背景を理解して使えば、SEO・SNS・広告運用など、さまざまな場面で非常に強力なヒントになります。ぜひ、あなたのブログやビジネスにも取り入れてみてください!