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【2021年研究】昇降式デスクの効果は?座り時間を減らすだけで健康・生産性が上がる理由

デスクワークで長時間座り続けることは、健康だけでなく仕事のパフォーマンスにも悪影響を及ぼす可能性があります。
今回の研究では、オフィスに昇降式デスク(シット・スタンドデスク)を導入することで、日本人デスクワーカーの健康状態と仕事の生産性がどう変わるかを調べました。

参考:【2021年研究】職場におけるシット・スタンドデスク介入が健康と生産性に与える影響

【研究や論文は、chatGPTに著作権に配慮して、要点をまとめてもらっています。緑のメモは僕の意見・感想です】


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結論

3か月間の介入の結果、昇降式デスクを導入したグループでは、勤務時間中の座っている時間が減少し、首や肩の痛みが軽減。
主観的な健康感や、仕事への活力、自己評価による仕事のパフォーマンスも向上しました。
つまり、シット・スタンドデスクの活用は健康増進だけでなく、生産性の向上にもつながる可能性が示されました。

座る時間を減らすだけでも、健康、仕事において効果がありますね。もともとの座る姿勢にもよると思います。ただ、座れば股関節まわりが硬くなり、連動して肩甲骨まわりも固くなっていくので、立つ時間を増やすのは重要。ただ、足裏(足のアーチ)に疲労はたまりやすくもなるので、座る時間をゼロにはしなくていいと思います。


内容の信頼性

10点満点中:8点
(理由:ランダム化比較試験で客観的データを取得しているが、介入方法のばらつきや対象者の限定性が一部の制約)


何の研究か?

オフィスに昇降式デスクを導入して、
・長時間座り続けること(座位行動:SB)の削減
・従業員の健康状態の改善
・仕事のパフォーマンスや活力(ワークエンゲージメント)の向上
の効果を、約3か月間にわたってランダム化比較試験で検証したものです。


研究した理由は?

日本ではデスクワーク時に立つ習慣がまだ一般的ではなく、長時間の座りっぱなしが健康リスクや生産性低下を招くと示す研究は限られていました。
政府の「働き方改革」や「健康経営」の流れを受け、オフィスでの健康増進施策として、安価で導入しやすい昇降式デスクの有効性を確認することが求められていました。

社員の健康と仕事の生産性があがるなら、長期的に見れば、昇降式デスクはコスパがいいかもしれないですね。生産性は言うまでもないですが、社員が健康を崩すとコスパがかなり悪いです。スケジュール調整が増えたり、場合によって休職・退職となればリクルートの費用もかさみますし。


結果はどうだったか?

座っている時間が有意に減少

介入前は、勤務時間中の約59.2%を座って過ごしていましたが、昇降式デスクを導入したことで52.8%まで減少しました。
つまり、1日の勤務時間を7時間半とすると、約30分〜40分は座る時間を立つ時間に置き換えられた計算になります(p=0.005で有意差あり)。

今回の結果は、30~40分の座る時間を立つ時間に置き換わった話です。昇降式デスクを導入せずとも、こまめな休憩を入れて、休憩中は座らないようにする。または、立ってできる仕事は立ってする、みたいにすれば、今回の効果以上のものが得られそうですね。


首や肩の痛みが軽減

座りっぱなしの姿勢は首や肩に負担をかけやすいと言われています。
今回の研究では、昇降式デスクの使用により、首・肩の痛みの平均スコアが有意に低下しました(p=0.001)。
ただし、腰痛には大きな変化は見られませんでした。

首や肩の痛みが減っていて、腰は減っていないんですね。首や肩の痛みが減るのは、座るとパソコンなどを見る時に、やや前かがみになりがちだからかもしれません。腰の痛みが減らないのは、腰痛の原因にもよりますが、立っていても負担がかかるからかもしれないですね。


主観的健康感が向上

「自分は健康だ」と感じる主観的な健康感も改善しました。
特に、立つ時間が増えたことで、長時間座り続けることによるだるさや倦怠感が軽くなったと考えられます(p=0.002)。

血行がよくなって活動的になったからかもしれないですね。あとは、個人的な感覚ですが、「立って行動すると、エネルギッシュに動いている感覚」があり、健康感が増します。


仕事への活力が向上

「仕事への活力」とは、仕事をするときの元気さや意欲を指します。
昇降式デスクを使ったグループでは、活力のスコアが大幅に上がり(p<0.001)、座りっぱなしを減らすことが、気分面でも良い影響を与えたと考えられます。

立って仕事をすると、仕事のフットワークがよくなります。座っていると、「座る→椅子を動かす→立つ→動く」というアクションが必要。立っていると「立つ→動く」とアクション数が減ります。時間で考えると5秒以内の差です。でも、この5秒があると、「面倒くさいからあとでいいか」となりやすいのが人間の心理です。


自己評価による仕事パフォーマンスが改善

「自分は仕事がよくできている」と感じる自己評価のスコアも上昇しました(p=0.017)。
実際に成果を測ったわけではありませんが、体がラクになり活力が増した結果、「以前よりパフォーマンスが上がっている」と感じる人が増えたと推測できます。

自己評価の仕事パフォーマンス改善は、あまり信用しない方が良い指標の1つですね(笑)。例えば、マルチタスクは、効率は下がるけど、仕事のできている感は上がることがあります。ただ今回の場合は、タスク管理はそのままなので、前向きに仕事ができるぶん、長期的に良い効果が期待できそうです。


体重や体脂肪には変化なし

一方で、BMI(体格指数)や体脂肪率といった「体組成」の数値には目立った変化は見られませんでした。
つまり、「立っているだけ」では大きなダイエット効果は期待できず、体重を減らすにはウォーキングなどの運動も合わせる必要があると考えられます。

消費カロリーが少ないので仕方ないところです。ただ実際には、摂取カロリーも見ないと、ダイエット効果がないかどうかは不明ですよね。

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