ブログに質問が届きましたのでお答えします。
質問は次のようなものでした。
運動すればするほど健康によいと聞きました。生活の中心に運動することが大切であると聞きました。しかし、ある本を読みましたら運動の「しすぎ」は百害あって一利なしと書いてありました。運動は「血液・リンパの流れ」「気の流れ」をよくするので毎日3Km~4Km 歩くことである。その理由は運動すればするほど体内に「フリーラジカル」が発生する為である。
やはり、「運動は毎日3Km~4Km 歩くことがである。」ということでしょうか。それ以上の運動は全身の新陳代謝があまりよくならないということでしょうか。
「フリーラジカル」とは酵素のようなものでしょうか。
おいそがしいところよろしくお願いします。
ブログ問い合わせフォームより
回答していくと。
>運動すればするほど健康によいと聞きました。
>生活の中心に運動することが大切であると聞きました。
>しかし、ある本を読みましたら運動の「しすぎ」は百害あって一利なしと書いてありました。
基本的には運動はすればするほど良いです。
ただ、慢性的な疲労につながらないことが大事です。
「運動のしすぎ」に個人差があるのと、何を基準とした「運動のしすぎ」なのかが重要です。
>運動は「血液・リンパの流れ」「気の流れ」をよくするので毎日3Km~4Km 歩くことである。その理由は運動すればするほど体内に「フリーラジカル」が発生する為である。
>やはり、「運動は毎日3Km~4Km 歩くことがである。」ということでしょうか。
毎日3~4キロ歩くは、血行を良くする回復運動としてはいいと思います。
おそらく理由は「フリーラジカルを抑えるため」または「運動をしすぎるとフリーラジカルが発生しすぎるため」のように書いていなかったですか?
「歩く運動」がその人にとって、どのくらいの運動レベルかが大事になってきます。
「楽に会話をずっと継続できるレベル」ぐらいなら、毎日でもOKです。
以下の参考に書いているLv2-3の扱いですね。
参考:【自覚的運動強度】RPE10段階。運動の強さが感覚で分かる「心拍ゾーンは数値だらけで、分からん!」
>それ以上の運動は全身の新陳代謝があまりよくならないということでしょうか。
むしろ、それ以上の運動をしたほうが新陳代謝がよくなります。
体の修復や酵素の分解→合成など、慢性的な疲労につながらないレベルで運動量をあげることが大事です。
そうすることで、新陳代謝を高める良いストレスを体が感じます。
>「フリーラジカル」とは酵素のようなものでしょうか。
フリーラジカルとは活性酸素などの、細胞を傷つけ、老化や病気につながるものです。
運動量を増やすと増えるため、ほどよい運動がいいことはあります。ただ、運動量を増やし、フリーラジカルなどを増やすと、体を守るために酵素を分泌します。
フリーラジカルそのものは細胞などを傷つけますが、その傷ついた経験から体はストレス適応して抗酸化能力が高まるなど、丈夫になっていきます。
そのため、体が成長するレベルで運動量をあげることは大事です。ただし、慢性的な疲労や怪我につながる場合はマイナスに働きます。
適切な運動量も個人差が強いですが、筋トレや息が荒くなるレベルの運動は1日45分以内で、週2日は休日を入れるなどが、適切なラインです。
おすすめ運動基準は「心臓が健康的であること」なので、以下を良ければ参考にしてください。
中程度の強度の有酸素運動を週に150 分以上。または、激しい有酸素運動を週に75分以上。あるいは2つを組み合わせたものを、週を通して行う。
週2日以上は中程度から高強度の筋トレを行う。
参考:アメリカ心臓協会
有酸素運動とは?健康・ダイエット効果を最大化する運動法を徹底解説