※アフィリエイト広告を利用しています

【天然の精神安定剤】マグネシウムとは?神経の興奮をしずめ、リラックスを促す

私たちの体に欠かせないミネラルの一つ「マグネシウム(magnesium)」。
カルシウムや鉄分ほど目立つ存在ではないかもしれませんが、実は骨の健康を守り、神経や筋肉を正常に保ち、エネルギー代謝を助けるなど、体のさまざまな働きを陰で支えています。

忙しい現代の食生活では不足しがちと言われるマグネシウムですが、どんな役割を果たしているのか、どんな食品から摂れるのか、そして不足するとどうなるのか——。
この記事では、マグネシウムの基本と、私たちが健康に過ごすために大切なポイントをわかりやすく解説します。

メンタルコーチしもん
・コーチ/講師/作家
・29年間の不眠症を克服
・5年間の双極性障害を克服
・38歳から運動を開始|マラソン完走&800m優勝
・41歳でレッグプレス137kg達成(体重50kg)
・相談実績1,000件超 ・書籍4冊出版(読者2,000人超)
「自分を再設計し、人生を立て直した体験と知識」を伝えています。
>詳しいプロフィールはコチラ

そもそもマグネシウムとは?

マグネシウムは、カルシウムやナトリウム、カリウムなどと同じ「必須ミネラル」の一種です。
体内に存在する量は、成人でおよそ20〜30g程度といわれていますが、そのほとんどが骨や歯に含まれていて、残りは筋肉や血液などに存在しています。

マグネシウムの主な働き

マグネシウムは、約300種類以上の酵素の働きを助ける役割を担っています。
代表的な働きとしては、

  1. 骨や歯の形成を助ける
  2. 神経の興奮を抑えてリラックスを促す
  3. 筋肉の収縮を調整する
  4. エネルギー代謝をサポートする
  5. 血圧や血糖値の調整を助ける

などがあり、健康維持に欠かせません。

1. 骨や歯の形成を助ける

マグネシウムの約60%は骨に存在していて、カルシウムと一緒に骨や歯を丈夫にする役割を果たしています。
特に骨の「石灰化」を調整し、カルシウムが骨に沈着するのを助けたり、逆に余分なカルシウム沈着を防いで骨の質を保つ働きがあります。

ポイント
カルシウムだけをたくさん摂っても、マグネシウムが不足すると骨が脆くなることがあります。
このため、カルシウムとマグネシウムはセットで大切なんです。

2. 神経の興奮を抑えてリラックスを促す

マグネシウムは「天然の精神安定剤」と呼ばれることもあります。
これは、神経の伝達を正常に保つ働きがあり、興奮を抑えてリラックスさせる作用があるからです。

  • ストレスが多いとマグネシウムが尿中に排出されやすくなるので、不足するとイライラや不眠、神経過敏になりやすいです。
  • PMS(月経前症候群)の症状緩和にマグネシウムが有効という研究もあります。

3.筋肉の収縮を調整する

筋肉の収縮と弛緩にはカルシウムとマグネシウムが深く関わっています。
カルシウムが筋肉を収縮させ、マグネシウムが弛緩(ゆるめる)させる役割を担います。

  • マグネシウムが不足すると筋肉がうまくゆるめられず、足がつったり(こむら返り)、ピクピクと痙攣したりすることがあります。

4.エネルギー代謝をサポートする

私たちが食べ物からエネルギーを作り出すとき、体内の酵素反応が必要です。
マグネシウムはその酵素の働きを活性化させ、エネルギーを効率よく作り出すサポートをしています。

  • 代謝がスムーズにいかないと疲れやすくなるので、マグネシウムが不足すると「なんだかだるい…」と感じる人もいます。

5. 血圧や血糖値の調整を助ける

マグネシウムには血管を広げて血圧を下げる作用や、インスリンの働きを助けて血糖値を正常に保つ作用があります。

  • マグネシウム摂取量が多い人は、高血圧や2型糖尿病のリスクが低いとする報告もあり、生活習慣病対策としても注目されています。

マグネシウム不足になるとどうなる?

マグネシウムが不足すると、次のような不調が現れることがあります。

  • こむら返り(足がつる)
  • イライラ感や不眠
  • 頭痛や偏頭痛
  • 骨粗しょう症のリスク増加
  • 高血圧や生活習慣病のリスク増加

現代の食生活では加工食品の摂取が多くなり、マグネシウムが不足しがちだといわれています。

マグネシウムを多く含む食品

マグネシウムは、さまざまな食品に含まれています。
特に多いのは、

  • ナッツ類(アーモンド、カシューナッツなど)
  • 大豆製品(豆腐、納豆)
  • 海藻類(わかめ、ひじき)
  • 玄米や雑穀
  • 魚介類(アジ、サバ など)

こうした食品をバランスよく食事に取り入れることで、自然にマグネシウムを補うことができます。

以下は目安の表です。

カテゴリ食品名マグネシウム(mg)目安量
豆類納豆501パック(50g)
豆類木綿豆腐1201/2丁(150g)
豆類おから86100g
豆類黒豆(煮)6050g
豆類大豆(水煮)75100g
豆類蒸し大豆80100g
豆類豆乳25200ml
豆類高野豆腐(煮)6530g(乾燥)
豆類味噌12大さじ1(18g)
豆類枝豆(茹)2870g
ナッツ類アーモンド7225g(手のひら1杯)
ナッツ類カシューナッツ6525g
ナッツ類くるみ3825g
ナッツ類ピーナッツ4525g
ナッツ類ごま36大さじ1(10g)
ナッツ類ヘーゼルナッツ4625g
ナッツ類マカダミアナッツ4025g
ナッツ類ピスタチオ5025g
ナッツ類ひまわりの種6025g
ナッツ類チアシード70大さじ1(15g)
野菜類ほうれん草(茹)251/2束(70g)
野菜類小松菜(茹)301/2束(70g)
野菜類モロヘイヤ(茹)3850g
野菜類ブロッコリー(茹)1470g
野菜類枝豆(茹)2870g
野菜類チンゲン菜(茹)2070g
野菜類にら(茹)1550g
野菜類オクラ(茹)2050g
野菜類にんじん(生)1050g
野菜類キャベツ(生)850g
海藻類ひじき煮701人前(50g)
海藻類わかめ(生)111人前(30g)
海藻類昆布佃煮28大さじ1(20g)
海藻類青のり58小さじ1(2g)
海藻類焼き海苔12全型1枚
海藻類とろろ昆布435g
海藻類あおさ403g
海藻類もずく(味付)10100g
海藻類乾燥めかぶ605g
海藻類ふのり305g
穀類玄米ご飯50茶碗1杯(150g)
穀類雑穀ご飯65茶碗1杯(150g)
穀類茹でそば501玉(180g)
穀類オートミール9030g
穀類ライ麦パン282枚(60g)
穀類全粒粉パン302枚(60g)
穀類もち麦ご飯60茶碗1杯(150g)
穀類とうもろこし15100g
穀類パスタ(全粒粉)4080g
穀類ビーフン2080g
魚介類しらす干し38大さじ1(15g)
魚介類いわし(焼)351尾(50g)
魚介類あさり(味噌汁)3010粒(30g)
魚介類さけ(焼)281切れ(80g)
魚介類まぐろ(刺身)265切れ(80g)
魚介類たこ(ゆで)3050g
魚介類いか(ゆで)2250g
魚介類牡蠣(蒸し)283個(60g)
魚介類えび(茹)255尾(70g)
魚介類かにかま123本(50g)
肉類鶏むね肉(焼)22100g
肉類豚肩ロース(焼)20100g
肉類牛もも肉(焼)18100g
肉類鶏レバー(茹)1950g
肉類ハム112枚(40g)
肉類ベーコン92枚(30g)
肉類サラミ123枚(30g)
肉類ウインナー82本(40g)
肉類ローストビーフ1650g
肉類鶏もも肉(焼)18100g
果物バナナ321本(100g)
果物アボカド291/2個(70g)
果物キウイ171個(80g)
果物干し柿341個(50g)
果物いちじく(乾)512粒(30g)
果物プルーン(乾)413粒(30g)
果物りんご51個(200g)
果物みかん121個(100g)
果物ぶどう81房(150g)
果物ブルーベリー650g

まとめ|マグネシウムを味方に健康を守ろう

マグネシウムは、骨や歯の形成を助けるだけでなく、神経を落ち着かせ、筋肉を正常に動かし、エネルギー代謝をスムーズにし、血圧や血糖値の調整にも関わる、まさに「縁の下の力持ち」のような存在です。

現代人の食生活では不足しやすいと言われていますが、ナッツ類や大豆製品、海藻類、玄米など、身近な食品から無理なく摂ることができます。

「最近イライラしやすい」「足がつりやすい」「疲れが取れない」と感じる人は、ぜひ一度、自分の食事にマグネシウムが足りているか見直してみてください。
小さな心がけで、体と心の調子を整える助けになりますよ。

タイトルとURLをコピーしました