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うつ病と腸脳相関 ―「腸内環境」がこころを左右する?最新研究で注目の“腸のチカラ”

今回は、近年注目されている「腸脳相関(ちょうのうそうかん)=Gut–Brain Axis」と、うつ病の関係についてお届けします。

「最近なんとなく気分が沈む…」「やる気が出ない…」
その不調、もしかすると腸から始まっているかもしれません。


腸脳相関とは?

「腸は第二の脳」とも呼ばれるほど、腸は脳と深い関係を持っています。
腸と脳は、自律神経・ホルモン・免疫・腸内細菌などを通して双方向にコミュニケーションしており、これを「腸脳相関(Gut–Brain Axis)」と呼びます。


なぜ腸内環境が“こころ”に影響するの?

実は、私たちの腸内には100兆個以上の腸内細菌が住んでおり、それらは単なる消化の助けではなく、感情やストレスの調整にも関わる重要な役割を担っています。

特に注目されている働き:

  1. セロトニンの生成
    • セロトニンの約90%は腸で作られています。
    • セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、感情の安定に不可欠です。
  2. 炎症のコントロール
    • 腸内環境が乱れると**炎症性物質(サイトカイン)**が増え、脳に悪影響を与える可能性があります。
  3. 腸内細菌が神経伝達物質を作る
    • 一部の細菌はGABAやドーパミンなどの神経に関わる物質を産生します。
  4. 迷走神経を介した信号伝達
    • 脳と腸をつなぐ「迷走神経」を通じて、腸の状態が脳にダイレクトに伝わります。

実際の研究:うつ病と腸内細菌の関係

近年、さまざまな研究で以下のことが分かってきています:

  • うつ病の人は、腸内の善玉菌(ビフィズス菌・ラクトバチルスなど)が少ない傾向がある
  • 特定の腸内細菌が減ることで、炎症・セロトニン不足・感情の不安定が起こりやすくなる
  • 腸内細菌を整えることで、気分が改善されたケースも

たとえば、2019年に発表されたオランダの研究(Nature Microbiology)では、うつ病患者の腸内では抗炎症性の菌が減っていたことが確認されました。


じゃあどうすれば腸を整えられるの?

良い腸内環境をつくることで、脳と心の健康も自然と整う可能性があります。以下の方法が有効です:


1. 発酵食品を日常に取り入れる(プロバイオティクス)

  • 納豆、ヨーグルト、味噌、キムチ、ぬか漬けなど
  • 生きた乳酸菌・ビフィズス菌が腸に働きかけ、善玉菌を増やす

2. 腸内細菌の“エサ”を食べる(プレバイオティクス)

  • 食物繊維(ごぼう、バナナ、アボカド、海藻)
  • オリゴ糖(玉ねぎ、大豆、にんにく)

3. 加工食品・過剰な糖質・人工甘味料を控える

  • 腸内の悪玉菌やカンジダ菌が増えやすく、炎症の原因になります

4. ストレスを減らす&よく眠る

  • ストレスは腸内環境を直撃します
  • 睡眠不足も腸内フローラのバランスを崩す

5. 抗生物質の乱用を避ける

  • 抗生物質は病原菌だけでなく善玉菌も一掃してしまう可能性があります

心と腸、どちらも大切にする新しいうつ対策

うつ病において、これまで注目されてこなかった「腸」が、実は根本的な鍵を握っている可能性がある。
この視点を持つことで、薬やカウンセリングだけでなく、日々の食事や生活習慣が「心のケア」になるという希望が生まれます。


まとめ:腸からこころを整える5つのヒント

行動ポイント
発酵食品を食べる善玉菌を増やして腸内バランスUP
食物繊維を摂る善玉菌のエサになる
加工食品を減らす悪玉菌の増加を防ぐ
睡眠とストレス対策腸のリズムを整える
抗生物質は慎重に必要以上に使わない

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しもん|自己調律
・カウンセラー/作家/講師
・29年間の睡眠障害を克服
・双極性障害とうつを克服(薬なしで安定)
・38歳から運動開始、マラソン完走3キロ入賞
・デッドリフト 100kg達成|体重52kg
・チェストプレス 107kg達成|体重50kg
・片足スクワット 40回達成
【心身のバランスをとる「自己調律メソッド」で健康サポート】
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