テレワークやスマホの長時間使用によって、首こり・肩こり・頭痛を感じる人が急増しています。その原因のひとつが「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」という筋肉の緊張。
この記事では、胸鎖乳突筋の働きや、不調を解消するためのストレッチ方法を、写真がなくてもイメージしやすいよう丁寧に解説します。
胸鎖乳突筋とは?どんな働きをする筋肉?
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)は、首の横に走る太くて目立つ筋肉です。
耳の後ろ(乳様突起)から鎖骨、そして胸骨に向かって繋がっており、首の動きに重要な役割を果たしています。
▶ 主な働き
- 首を左右に回す動作
- 頭を前や斜めに倒す動作
- 姿勢を保つサポート
胸鎖乳突筋が硬くなるとどうなる?
この筋肉がこわばってしまうと、次のような不調が現れることがあります。
- 首の可動域が狭くなる(動かしにくい)
- 慢性的な首こり・肩こり
- 緊張型頭痛や目の疲労感
- 顔のむくみ・たるみなど美容への影響
- 猫背・ストレートネックの原因にも
胸鎖乳突筋のストレッチ法
▶ 基本ストレッチ①:首を横に傾けるだけ!
やり方:
- 背筋を伸ばして椅子に座る
- 右手を頭の左側に置く
- ゆっくりと右に首を傾ける
- 左側の首筋(胸鎖乳突筋)が伸びているのを感じたら15秒キープ
- 左右交互に2〜3回ずつ行う
ポイント:
- 呼吸は止めない
- 痛みが出るほど伸ばさない
- ゆっくりとした動きが効果的
▶ 応用ストレッチ②:斜め上を見るだけで効果UP
やり方:
- 正面を向いた姿勢から、あごをやや引く
- 斜め上を見上げるように首をひねる(例:左後ろ方向)
- 首筋に心地よい伸びを感じたら15秒キープ
- 反対方向も同様に行う
おすすめタイミング:
- 朝のストレッチとして
- 長時間のデスクワーク後
- 入浴後のリラックスタイム
胸鎖乳突筋ストレッチの効果を高めるコツ
方法 | ポイント |
---|---|
毎日行う | 朝・夜のルーティンに |
深呼吸しながら | リラックス効果UP |
姿勢を正してから | より深く筋肉が伸びる |
よくある質問(FAQ)
Q. どれくらいの頻度でやるといい?
→ 毎日1〜2回が理想。特にパソコン作業やスマホ使用後に行うと効果的です。
Q. 痛いときはやってもいい?
→ 痛みを感じる場合は中止し、無理せず専門医に相談しましょう。
まとめ:胸鎖乳突筋をほぐして、健康的な毎日を!
胸鎖乳突筋を意識的にストレッチすることで、首こりや肩こりの予防だけでなく、美容や姿勢改善にもつながります。
毎日のちょっとした習慣が、快適なライフスタイルを支えてくれます。