肩甲骨モビライゼーションとは、肩甲骨を手で動かしたり、運動によって動きを引き出したりして、肩甲骨周囲の可動性を改善する方法です。
理学療法やリハビリ、コンディショニングで用いられます。
肩甲骨は、腕を上げるときに肋骨の上を「上方回旋・内外転・挙上・下制」などの方向へ動きます。この動きが硬くなると、肩関節だけに負担が集中し、肩の痛みや動かしにくさにつながることがあります。
主な目的は次のとおりです。
- 肩甲骨周囲の筋肉や組織の緊張を和らげる
- 腕を上げる動作を改善する
- 肩関節への負担を減らす
- 猫背や巻き肩に伴う動きの偏りを整える
- 肩の手術後や拘縮後のリハビリを補助する
方法には、施術者が肩甲骨の縁を持って上下・左右・回旋方向へゆっくり動かす他動的モビライゼーションと、壁や床を使った運動で本人が動かす自動運動があります。
強い痛み、しびれ、脱力、外傷直後、骨折や脱臼の疑いがある場合は自己流で行わず、整形外科や理学療法士に相談してください。
- 肩甲骨モビライゼーション:理学療法などで使われる比較的明確な用語。施術者が肩甲骨を胸郭上で、上下・左右・回旋方向などへ他動的に動かす手技を指します。
- 肩甲骨はがし:医学的に統一された手技名ではなく、整体やストレッチ、筋膜への施術、肩甲骨モビライゼーションなどを広く指す通称です。
施術者が肩甲骨を直接つかんで動かす「肩甲骨はがし」は、実質的に肩甲骨モビライゼーションを行っている場合があります。ただし、「肩甲骨はがし」という名称だけでは、具体的な施術内容までは決まりません。
感想と考察
肩甲骨の安定性は、すごく大事だなと感じますね。
以前は、とりあえず肩甲骨周りをストレッチして、柔らかくすることさえできればOKだと思っていました。
ただ、実際には、肩甲骨の上・下、内・外側にある筋肉を、自分の体で実際に動かすことによって、柔軟性を高めていくほうがいいなと思います。
なぜかというと、肩甲骨周りの筋肉を自力で動かすことによって、肩甲骨の安定性が得られると考えられるからですね。
