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プログレスの原則とは?モチベーションを高める進捗の重要性と実践法

「プログレスの原則(Progress Principle)」は、私たちのモチベーションと満足度を高めるための強力な考え方です。
これは、ハーバード・ビジネス・スクールのテレサ・アマビール教授とスティーブン・クレイマーが提唱したもので、主にビジネスや自己成長の分野で幅広く活用されています。

プログレスの原則は、目標に向けた進捗が人々の内なるやる気を引き出し、仕事の質や個人の幸福感を向上させることを示唆しています。
本記事では、プログレスの原則の基本概念、その効果、日常生活や仕事での活用方法について詳しく解説します。

メンタルコーチしもん
・コーチ/講師/作家
・29年間の不眠症を克服
・5年間の双極性障害を克服
・38歳から運動を開始|マラソン完走&800m優勝
・41歳でレッグプレス137kg達成(体重50kg)
・相談実績1,000件超 ・書籍4冊出版(読者2,000人超)
「自分を再設計し、人生を立て直した体験と知識」を伝えています。
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プログレス原則とは?

プログレス原則とは、「小さな進捗や成果が日々の仕事に対する満足度とモチベーションを高める」という考え方です。
人は目標に向かって少しでも前進していると感じることで、ポジティブな感情を持ちやすくなり、継続的なやる気が引き出されます。
この原則は、ビジネス環境に限らず、自己成長や個人目標にも効果的に応用できるため、仕事や生活全般でのやりがいを感じる上で非常に有用です。

ポイントは「少しでも良いので成長を実感すること」です。

プログレス原則の3つの効果

1. 心から湧き上がるモチベーションを高める

プログレス原則は、心から湧き上がるモチベーション(内発的動機)を高めます
前に進んでいる感覚を感じることで、「自分はできている」という実感をし、自己効力感が高まっていくからです。
例え、小さな進歩であっても、目標に近づいていると実感することで、次のステップへの意欲が高まります。

2.幸福感が高まる

日々の小さな成功体験は幸福感を高め、充実感を感じる要因になります。
プログレス原則により、ポジティブな感情が持続するため、ストレスを感じにくくなり、仕事やプライベートでの充実度が増します。

3. チームの生産性向上

企業や組織内でのプログレス原則の活用は、チームメンバー全体の士気を向上させます。
チーム内で目標に対する進捗を共有し、小さな成果に対しても承認を与えることで、メンバー全員が「貢献している」と感じやすくなり、チームのパフォーマンスが向上します。

プログレス原則を実践する5つの方法

1. 小さな目標をたくさん作る

小さな目標をたくさん作ることで「目標達成体験(前に進んだ体験)」を何度も味わうことができます。
さらに、大きな目標を小さな目標に分割することで達成しやすくもなります
たとえば、プロジェクトの完成を目指すのではなく、プロジェクトの「計画」「資料集め」「作成」「確認」などのステップに分け、それぞれを完了することで達成感が得られます。

2. 毎日の進捗を記録する

毎日の進捗を目に見える形で記録することも効果的です。
進行状況を記録することで、自分が成し遂げたことが実感しやすくなり、日々のモチベーション向上に役立ちます。
紙のノートやデジタルアプリ(たとえば、TrelloやTodoist)を使って進捗を記録する方法もおすすめです。ポイントは「前に進んでいる体験」なので、「数値化する」や「見た目で成長が分かること」が大事。見た目で分かるとは、紙のノートは書いていけば「ページ数やノート数が増える」ので、前に進んでいる実感が強いです。

3. 成果を認め合う仲間を作る

仲間(職場やチーム)内でプログレス原則を活用するためには、成果を伝えあうことが大事です。
小さな成功に対しても積極的にフィードバックを行い、認め合うことで、仲間全体の士気が高まります。
カウンセリングやコーチングをしていて、「前に進んでいる体験をしていても、実感をしていない人は非常に多い」です。

4. 失敗や挫折を前向きに捉える

プログレス原則は進捗を認識することがメインですが、失敗や挫折を挽回するプロセスも重要です。
失敗を学びと捉えることで、挫折からの回復も進捗として認識しやすくなり、気持ちを前向きに保てます。例えば、「失敗や挫折は次に行動の情報になる」と考えれば、前に進んだ体験になります。他にも「失敗は人を成長させる」と思っていれば、失敗そのものが「成長の種」とも思えます。
「失敗や挫折」をどう感じるかを決めるのは、事実ではなく、自分自身であることは忘れないでください。

5.3か月前の自分と比較する

3か月前の自分と比較するなど、過去の自分と比較することは大切です。
特に何か行動している人は、まったく前に進んでいないことありえません。目標達成していなくても、行動数や体験数は増えています。
過去の自分と比較するときに重要なのは「必ず増えるもの」を意識すること。例えば、読書した際には、知識が増えているかどうかは分かりません。テストで計測はできますが、点数が減ることもあります。そのため、「読んだページ数」や「本の数」などを記録するのがおすすめです。

メジャーで活躍した野球選手のイチローさん(日米通算4,367安打の世界記録を持つ)は、「打率」ではなく「安打数」を意識していました。打率は増減しますが、安打数は毎日積み上げることができるからです。

プログレスの原則の最大のメリット

プログレスの原則の最大のメリットは「簡単にモチベーションを高められること」です。
小さくていいので「前に進んだ記録」をとれば、人は成長の実感をするからです。
そこに対した意味がなくてもいいんです。

例えば、次のような体験で、ポジティブな感情が芽生えませんでしたか?
・ゲームをしているときのスコアが増える、レベルがあがっていく。
・お店のポイントが溜まっていく。
・スタンプラリーなどのカードのスタンプが増えていく。
・特に買い物が予定はないけど、銀行手帳の貯金額(数値)が増えると嬉しい。

単に「前に進んだ感覚が得られたらOK」です。
ただし、マイナス思考などの認知の歪みがあると、効果が実感しにくいため、認知の歪みは改善しましょう。

継続したい行動のあとに「成長記録」を書く
行動のあとに「成長記録」を書くと、行動そのものがポジティブな印象に変わっていきます。
何かを好きになる、何かを続けていくときにおすすめの習慣です。
これはポジティブリインフォースメントと呼ぶ行動変容の方法です。

プログレス原則を活用するためのツールとアプリ

1. TodoistやTrelloなどのタスク管理アプリ

これらのアプリはタスクを細分化し、進捗状況を管理するのに役立ちます。
達成したタスクは自動的に記録されるため、進行状況を可視化できるのが特徴です。

2. 日記や感謝のリスト

日記や感謝リストを使って、毎日達成した小さな成果やポジティブな出来事を記録することで、プログレス原則の恩恵を実感しやすくなります。

3. チームでの進捗共有ツール

SlackやMicrosoft Teamsなど、チーム内で進捗をリアルタイムで共有できるツールも有効です。
メンバー同士で進捗状況を把握し合い、フィードバックや励ましの言葉を送り合うことで、チーム全体がプログレス原則のメリットを享受できます。


実生活やビジネスでの応用例

ビジネスにおける応用

プログレス原則は、目標管理の一環としても利用されることが多く、組織の成果を上げるのに効果的です。
たとえば、プロジェクトの進行を週ごとに確認し、小さな達成にもリーダーがフィードバックを与えることで、従業員のモチベーションが向上します。
また、チーム内での定例ミーティングで進捗状況を共有することも、全体のエンゲージメントを高める方法です。

個人の目標達成への応用

自己成長のためにプログレス原則を活用することも有効です。
例えば、資格取得のための学習計画を細かく分割し、1日ごとの進捗を記録することで、達成感を積み重ねられます。
これにより、挫折せずに持続的に学習を進めることができます。

習慣形成への応用

新しい習慣を形成する際にも、プログレス原則を応用できます。
例えば、毎朝の運動習慣を身に付けたい場合、1週間続けることをまず目標にし、達成できたらさらに1週間続けるといった具合に、小さな目標をクリアしていく方法が効果的です。

やる気が起きない人が気力を高める簡単な方法とは?―プログレスの原則の5つのモチベアップ法―

まとめ

プログレス原則は、小さな進捗を積み重ねることで、モチベーションと満足度を高める効果的な方法です。
目標達成や自己成長において、いきなり大きな目標を設定するのではなく、細かくタスクを分割して進捗を実感することが重要です。
日常生活やビジネスで活用することで、持続的にやる気を維持し、高い成果を上げることが可能になります。

進捗を記録し、失敗も学びの一部と捉えながら進むことで、プログレス原則の効果を実感しやすくなります。

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