髪を洗った後、あなたはどうやって乾かしていますか?多くの人がドライヤーを使っていますが、「自然乾燥派」も意外と少なくありません。特に、ナチュラル志向や髪のダメージを気にする方にとって、自然乾燥は魅力的な選択肢です。
しかし、自然乾燥にもメリット・デメリットがあります。この記事では、髪を自然乾燥させることの利点と注意点について、詳しく掘り下げていきます。
自然乾燥とは?
自然乾燥とは、ドライヤーやタオルドライを最低限にして、空気中の風や室温で髪を乾かす方法のことです。何もせずに放っておく、というよりは、髪を軽くタオルドライしたあとに風通しの良い場所で自然に乾かす、というのが一般的です。
自然乾燥のメリット
1. 熱によるダメージを避けられる
ドライヤーは高温の風を髪に当てるため、キューティクル(髪の表面の保護層)にダメージを与える可能性があります。自然乾燥であればそのリスクを避けられ、髪の潤いを保ちやすくなります。
2. 電気代がかからない
毎日ドライヤーを使うと、それなりに電力を消費します。自然乾燥なら電気代ゼロ。エコな生活にも貢献します。
3. 頭皮への負担が少ない
熱風が頭皮を乾燥させ、かゆみやフケの原因になることも。自然乾燥なら頭皮への過度な刺激を避けることができます。
4. 髪質によってはまとまりやすくなる
クセ毛やウェーブヘアの方は、自然乾燥の方が自然なカールが出やすく、スタイリング剤なしでもまとまりやすくなる場合があります。
自然乾燥のデメリット
1. 雑菌が繁殖しやすくなる
髪が濡れたままだと頭皮の温度と湿度が上がり、雑菌が繁殖しやすい環境になります。これにより、頭皮の臭いやかゆみ、最悪の場合は炎症の原因になることも。
2. 時間がかかる
朝の忙しい時間や夜遅くに髪を洗った後、自然乾燥では乾くまでかなりの時間が必要になります。特にロングヘアの方は要注意です。
3. 髪が摩擦に弱くなる
濡れている髪は非常にデリケート。自然乾燥中に枕や服との摩擦が起こると、キューティクルが傷み、枝毛や切れ毛の原因になります。
4. 寝る前に乾かしきれないと寝ぐせの原因に
濡れたまま寝てしまうと、寝ぐせがひどくなりやすく、翌朝のスタイリングに時間がかかることもあります。
自然乾燥を安全に行うためのポイント
自然乾燥のデメリットを避けるためには、ちょっとした工夫が大切です。
- タオルドライはしっかり行う(ただしゴシゴシ擦らない)
- 風通しの良い場所で乾かす
- 濡れたまま寝ない
- 頭皮に菌が繁殖しないよう、時々スカルプケアを取り入れる
まとめ:自然乾燥は「正しく」行えば髪にも優しい
自然乾燥は、正しく行えば髪や頭皮にとって優しい選択肢です。ただし、放置しすぎたり、不衛生な状態を長時間保つことはNG。髪の状態やライフスタイルに合わせて、自然乾燥とドライヤーを上手に使い分けるのが理想です。
ナチュラル派の方も、まずは一度自分の髪質に合う方法を見つけてみてくださいね。