上級睡眠健康指導士のしもんです。僕は29年間の不眠症を改善し、現在は睡眠やメンタルのカウンセリングを行っています。今回は、眠気があるのに眠れない場合の原因と、その解決方法についてお話しします。
本記事内容のYouTube動画のコメント
自分はアロマ(加湿器)のシューって音や雨音くらいが丁度良いです
1. 眠れる考えと眠れない考え
眠れる考え=リラックスを生む考え
眠れない考え=緊張を生む考え
実際にベッドの上で考え事をして眠れないことってありますよね。仕事や人間関係、過去のことをあれこれ考えていると、思考が堂々巡りして眠れなくなります。思考そのものが眠りを邪魔しているわけではなく、思考から生まれる感情によって眠りが妨げられるのです。
例えば、子供の頃に遠足の前夜ワクワクして眠れなかった経験はありませんか?これはポジティブな感情が興奮を生んで眠りを妨げている状態です。逆に、退屈な授業中に眠くなるのは、感情が盛り上がらずリラックスしているからです。
2. 思考と感情を紐付けない方法
思考と感情を紐付けないためのテクニックとして「マインドシャッフル法」があります。YouTubeなどで「マインドシャッフル」を探してみてください。ランダムな単語がぶつ切りで流れることで、思考が感情に紐付く前に次の思考に移ります。これにより感情が落ち着き、眠りやすくなります。
瞑想も効果的です。思考が通り過ぎていくだけで感情が反応しないため、心が落ち着いて眠りやすくなります。ただし、呼吸に集中するマインドフルネス瞑想の場合は、呼吸への集中を解くことで眠りに入ることができます。
もう一つの方法は妄想です。現実と関係のないポジティブな妄想をすることで、リラックスしやすくなります。ただし、刺激的な内容の妄想は興奮を生んでしまうので注意が必要です。
3. 90.3%の人が持っている「アレ」で眠る方法
多くの人が持っている「アレ」とは、扇風機です。扇風機の音はホワイトノイズとして作用し、思考を邪魔してくれます。ホワイトノイズは一定のリズムで耳に入るため、リラックス効果があり、眠りに入りやすくなります。
4. ●●で思考が完全停止する?
思考を完全に停止させる方法の一つが「トンチ」です。アニメや漫画の一休さんで使われるトンチは、無理難題のクイズを解くことで思考が停止し、感情も落ち着くというものです。これにより、一瞬だけ無我の境地を体験できるのです。
まとめ
眠れない場合、思考と体の緊張が原因であることが多いです。この緊張を解くためには、自律神経を整えることが重要です。今回紹介した心拍共鳴呼吸と感謝日記は、どちらも自律神経を整え、リラックス効果を高める方法です。どちらか一つ、もしくは両方を試してみて、自分に合った方法を見つけてください。継続することで、少しずつ改善していくことが期待できます。