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リーキーガットとは?漏れる腸の7つのデメリット。―腸バリアを守るための対策方法―

最近、なんとなく疲れが取れない、肌が荒れやすい、アレルギーがひどくなった…そんな不調に心当たりはありませんか?
その原因、実は「腸のバリア機能の低下」かもしれません。

近年注目されている「リーキーガット症候群(Leaky Gut Syndrome)」は、腸の粘膜が損傷し、本来体内に入るべきでない物質が血流に漏れ出すことで、全身の不調を引き起こす状態です。
この“見えない腸のトラブル”が、便秘・疲労・肌荒れ・アレルギー・情緒不安定など、思いがけない症状の根本原因になっている可能性があります。

この記事では、リーキーガットの定義・主な原因・体への悪影響(7つのデメリット)、そしてすぐに始められる7つの対策法について、わかりやすく解説します。
毎日の生活習慣を少し見直すことで、腸から全身を整えるヒントが見つかるかもしれません。

メンタルコーチしもん
・コーチ/講師/作家
・29年間の不眠症を克服
・5年間の双極性障害を克服
・38歳から運動を開始|マラソン完走&800m優勝
・41歳でレッグプレス137kg達成(体重50kg)
・相談実績1,000件超 ・書籍4冊出版(読者2,000人超)
「自分を再設計し、人生を立て直した体験と知識」を伝えています。
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リーキーガットとは?

「リーキーガット(Leaky Gut)」とは、日本語で「漏れる腸」という意味です。
腸の粘膜が損傷を受けることで、本来なら体内に吸収されるべきでない有害物質や未消化の食品成分が血液中に漏れ出す状態のことです。

この現象が起こると、免疫系が過剰に反応して慢性的な炎症やアレルギー、自己免疫疾患などのリスクが高まる可能性があります。

リーキーガットによる7つのデメリット

リーキーガットが引き起こす影響は、腸だけにとどまりません。腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど、全身の健康と密接に関係しています。
以下は、リーキーガットによって起こりうる代表的な7つのデメリットです。

1. 下痢や便秘などの消化器トラブル

リーキーガットの最も基本的かつ見過ごされやすいサインが「腸の不調」です。
腸壁のバリア機能が低下すると、消化吸収の働きがうまくいかなくなり、下痢や便秘、腹部膨満感、ガスの増加などの症状が慢性的に現れます。
特に「食事のたびにお腹を壊す」「便が不安定」といった悩みが長期間続いている方は、腸粘膜の損傷が関係している可能性があります。

2. 慢性的な疲労感・エネルギー不足

リーキーガットにより栄養の吸収が妨げられると、身体が必要とするビタミンやミネラルが不足しがちになります。
その結果、どれだけ寝ても疲れが取れない、朝起きてもだるい、日中眠気が抜けないといった状態に。
「年齢のせいかな…」と見過ごされがちですが、腸内環境を整えることで改善が見込めることもあります。

3. 慢性的な疲労感・集中力の低下

腸内環境が乱れると、栄養の吸収効率が落ち、身体が必要とするエネルギーを十分に得られなくなります。
その結果、「寝ても疲れが取れない」「集中力が続かない」 といった不調が続くことがあります。
また、腸と脳は「腸脳相関(ちょうのうそうかん)」と呼ばれるネットワークでつながっており、腸の炎症が脳機能に影響を与える可能性があります。

4. アレルギーや自己免疫疾患の悪化

腸粘膜が壊れることで、本来吸収されないはずの異物が体内に侵入し、免疫システムが過剰に反応します。
これにより、アトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギー、自己免疫疾患(例:関節リウマチ、橋本病など) が悪化することがあるのです。

5. 肌荒れ・ニキビ・湿疹

腸内で炎症が続くと、その影響は皮膚にも現れます。
特に、腸内毒素の排出経路が皮膚に移ることで、ニキビや吹き出物、慢性的な肌荒れ といった症状が出やすくなります。
「肌は腸の鏡」とも言われており、内側の健康が外見にも大きく関わっているのです。

6. 情緒不安定・メンタルへの影響

腸内環境の乱れは、セロトニン(幸せホルモン) の生成にも影響します。
セロトニンの約90%は腸で作られるため、リーキーガットの状態が続くと、気分の落ち込み、不安感、軽いうつ状態につながることも。
精神面の不調が原因不明のまま続く場合、実は腸に原因があることもあります。

7. 免疫力の低下・感染症への抵抗力減少

腸は体の免疫細胞の約70%が集中する重要な防衛拠点です。
その腸がダメージを受けると、免疫機能が低下し、風邪をひきやすい、体調を崩しやすい、治りが遅い などの状態が続くことがあります。

リーキーガット症候群は一見すると「お腹の不調」ですが、実際には全身の健康に悪影響を及ぼす深刻な状態です。
身体のあらゆる不調の“隠れた原因”となっていることもあるため、症状が複数ある場合は腸のケアを優先的に見直すことが大事です。

リーキーガットの主な4つの原因

1. 食生活の乱れ

現代の食生活には、腸にとって負担となる食品が多く含まれています。
精製された砂糖や小麦、加工食品、人工甘味料、保存料、着色料などの添加物は、腸内の善玉菌を減らし、腸壁のバリア機能を弱めてしまいます。
特に、ファストフードやコンビニ食を頻繁に摂る方、外食中心の生活の方は、腸内環境が悪化しやすくなります。

また、過剰な脂質や動物性たんぱく質も、悪玉菌を増やし腸内で有害物質を発生させるため、注意が必要です。

2. ストレス

腸と脳は密接に連携しており、「腸脳相関」と呼ばれる関係があります。
そのため、精神的ストレスが続くと腸の動きが乱れたり、腸粘膜の再生能力が低下したりします。
ストレスは自律神経のバランスを崩し、腸のバリア機能を弱めるため、ストレス過多の生活を送っている方はリーキーガットになりやすいといえます。

さらに、ストレスが原因で暴飲暴食や不規則な生活を招くことも、腸に二重の負担をかけてしまいます。

3. 抗生物質や薬の乱用

抗生物質は感染症などの治療に有効ですが、腸内の善玉菌・悪玉菌の区別なく殺してしまうため、バランスが崩れやすくなります。
腸内フローラのバランスが乱れると、有害な細菌やカビ(カンジダなど)が増殖し、腸壁へのダメージが進行しやすくなります。

また、痛み止め(NSAIDs)やピル、ステロイド、制酸剤(胃薬)などの薬も、長期間使用すると腸粘膜に炎症を引き起こすことがあるため、必要以上の服用は控えたほうが良いでしょう。

4. 過度なアルコール摂取

アルコールは少量であれば血行促進などの作用がありますが、大量または習慣的に飲むと腸の粘膜を直接傷つけることがわかっています。
特に空腹時の飲酒や、強いお酒を頻繁に摂取する習慣は、腸壁の細胞を損傷させ、腸の「漏れ」を引き起こすリスクを高めます。

また、アルコールは腸内の善玉菌を減らし、炎症や腸内毒素の生成を促進する要因にもなるため、飲み過ぎには十分注意が必要です。

リーキーガットの7つの対策

1. 腸にやさしい食事を心がける

腸内環境の改善にもっとも効果的なのは、「腸に負担をかけない食事」です。
発酵食品(味噌、納豆、ぬか漬け、ヨーグルトなど)は、善玉菌を増やし、腸内フローラを整えてくれます。
また、食物繊維が豊富な野菜、きのこ、海藻、豆類は腸の働きをサポートし、便通改善にも役立ちます。
よく噛んで食べる、腹八分目を意識することも腸にとって優しい習慣です。

2. グルテンや乳製品を控える

グルテン(小麦製品)や乳製品(牛乳・チーズなど)は、人によっては腸の粘膜に炎症を起こす「刺激物」になることがあります。
特に、お腹の張りやガス、下痢などがある方は、一定期間控えることで腸の改善を感じる場合もあります。
パンやパスタを控え、米や雑穀、豆乳などに置き換える食生活が有効です。

3. 腸内フローラを整えるサプリの活用

毎日の食事だけで腸内環境を整えるのが難しい方には、プロバイオティクス(善玉菌)プレバイオティクス(善玉菌のエサ)を含むサプリメントの活用が効果的です。
ビフィズス菌、乳酸菌、オリゴ糖、イヌリンなどが代表的な成分です。
ただし、サプリ選びは品質と継続性が重要なので、信頼できる製品を選ぶようにしましょう。

4. ストレス管理と適度な運動

腸はストレスの影響を受けやすく、「第二の脳」とも呼ばれる繊細な臓器です。
ヨガや瞑想、深呼吸法、マインドフルネスなど、心を落ち着かせる習慣を取り入れることで、腸の緊張が和らぎ、バリア機能も回復しやすくなります。
また、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動は腸のぜん動運動を促進し、便秘やガスの改善にもつながります。

5. 十分な睡眠をとる

睡眠中は体の修復が行われる大切な時間です。腸の粘膜細胞も夜間に再生されます。
質の良い睡眠(7〜8時間)を確保することで、腸のバリア機能が回復しやすくなります。
また、睡眠不足はストレスホルモンを増やし、腸の炎症を悪化させる要因にもなります。

6. 加工食品・添加物を控える

コンビニ食やファストフードなどには、保存料・着色料・人工甘味料などの添加物が多く含まれており、腸内細菌のバランスを崩しやすくなります。
食事はなるべく自然な素材・手作りのものを選び、「原材料がシンプルなもの」を意識して選ぶことが予防につながります。

7. 水分補給と腸の潤いを保つ

腸の粘膜を健康に保つには、十分な水分補給が必要不可欠です。
特に朝起きたときや食間に常温の水をこまめに飲むことで、腸内の老廃物の排出を促し、腸の乾燥や便秘の予防になります。
また、脱水は腸の機能低下にもつながるため、カフェイン飲料に偏らず水を意識的に摂りましょう。
【のどが渇くは軽い脱水症状】1日の適切な水分量は?こまめな水分補給は想像以上に重要

まとめ

リーキーガット症候群は、ただの「腸の不調」にとどまらず、全身の健康にさまざまな悪影響を及ぼす可能性がある深刻な状態です。
便通の乱れ、疲労感、肌荒れ、アレルギー、メンタルの不安定など、原因がはっきりしない慢性的な不調が続いている方は、腸のバリア機能が弱っているサインかもしれません。

しかし、毎日の食事や生活習慣を少し見直すだけでも、腸内環境は改善できます。
発酵食品や食物繊維の摂取、ストレス管理、質の良い睡眠、添加物を避けた自然な食事など、体にやさしい選択を日々積み重ねることが、腸を癒し、健康な体づくりへの第一歩となります。

「なんとなく不調」を放置せず、自分の腸にもっと目を向けてみませんか?
腸から整えることで、あなたの毎日がより軽やかに、健やかになるはずです。

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