※アフィリエイト広告を利用しています

メンタルコントラストとは?夢を現実に変える科学的アプローチ

目標を達成するために、「ポジティブに考えればうまくいく」と言われることが多いですよね。しかし、実はポジティブ思考だけでは不十分 だということが心理学の研究で明らかになっています。

では、どうすれば目標を確実に達成できるのか?
その答えのひとつが、メンタルコントラスト(Mental Contrasting) という心理的手法です。

この記事では、メンタルコントラストの概要、効果、具体的なやり方をわかりやすく解説します!

プロフィール画像

執筆者:メンタルコーチしもん
・メンタルと睡眠の専門家 / 作家 / 講師
YouTube登録者数1.4万達成
・5年以上の双極性障害とうつを克服
・29年間の睡眠障害を克服
・IQ上位0.1%『GIFTED EYES』メンバー
・上級睡眠健康指導士
著書
眠れない理由を知って眠れる方法を知れば安眠
脱・中途覚醒 “夜中に目覚める”悩みが消える
12歳になるまでに読みたい 「子どもの睡眠」

メンタルコントラストとは?

メンタルコントラストとは、「ポジティブな未来のイメージ」と「現実に存在する障害」を対比させることで、目標達成を促す心理的アプローチ です。

この手法は、ドイツの心理学者 ガブリエル・エッティンゲン(Gabriele Oettingen) によって開発されました。
彼女の研究によると、夢を見るだけでは行動につながらない ことが分かっています。
むしろ、理想と現実のギャップを認識することで、行動が促進される というのがメンタル・コントラストの核心です。

エッティンゲン博士とメンタルコントラスト

ガブリエル・エッティンゲンがメンタル・コントラストの着想を得た背景には、ポジティブ思考だけでは目標達成につながらない という研究結果が関係しています。

「ポジティブ思考だけでは不十分」なことに気づいた

エッティンゲンはもともと、「ポジティブに考えれば成功しやすくなるのか?」 を研究していました。しかし、研究を進めるうちに、前向きな未来を想像するだけでは、かえって成功率が下がる ことがわかったのです。

🔍 研究例:ポジティブ思考 vs. 現実的な対策

  • ある研究では、ダイエットを目指す人が「痩せた自分」をポジティブに想像すると、実際の体重減少が少なかった という結果が出ました。
  • これは、理想の未来を思い描くだけで満足し、行動が伴わなくなる ためだと考えられました。

「現実の障害」に目を向けると成功率が上がる

そこでエッティンゲンは、ポジティブな未来を思い描くだけでなく、「その未来にたどり着くために、何が障害になるか?」 を考えさせる実験を行いました。

すると、目標と現実のギャップを明確に意識した人のほうが、行動を起こしやすくなり、成功率が高まる ことがわかりました。

この考え方を整理し、実践的なフレームワークにしたのが メンタル・コントラスト であり、それをさらに具体的な手順にしたものが WOOP(Wish, Outcome, Obstacle, Plan) です。

WOOPの4ステップ

Wish :目標を決める
Outcome :成功したときの最高の結果を思い描く
Obstacle :目標達成の障害を特定する
Plan :障害が起きたときの対処法を決める

WOOPとは?目標を達成するシンプルな方法

まとめ

メンタル・コントラストは、理想の未来を思い描くだけでなく、現実の障害にも向き合うことで、行動を促進する心理的アプローチ です。

ポジティブ思考だけでは行動につながりにくいことが研究で示されており、実際に目標を達成するためには、「何が妨げになるのか?」を明確にし、それに対処する計画を立てることが重要 です。

その実践的な手法として、WOOP(Wish, Outcome, Obstacle, Plan) が活用できます。WOOPを取り入れることで、目標に向かう道筋が明確になり、よりスムーズに行動できるようになります。

夢を叶えたいなら、「成功を想像するだけ」で終わらせず、現実的な対策を立てて、一歩ずつ行動に移していきましょう!

タイトルとURLをコピーしました