自己信頼とは、簡単に言えば、「自分は自分を頼りにできる」という感覚です。
これは「自分なら何でもできる」と思うことではありません。むしろ、
- 自分の感じたことや考えを無視しない
- 自分で決めたことに責任を持つ
- 失敗しても、その後に対処できると思える
- 分からないときは「分からない」と認められる
- 必要なら他人に助けを求められる
- 自分との約束を少しずつ守る
といった経験から育つものです。
たとえば、自己信頼がある人は、重要な選択で迷っても「絶対に正しい選択をできる」とは考えません。「間違える可能性はある。でも、そのときも自分で考えて修正していける」と考えられます。
自信との違い
自信は「この仕事ならできる」「人前で話せる」など、能力についての感覚になりやすいです。
この考え方を持つと、「自信をつける」が「能力を高める」と同じ意味になります。
自己信頼はもっと土台に近く、
「できても、できなくても、自分は自分を見捨てない」
という感覚です。
そのため、自己信頼は「成功した経験」だけでなく、失敗したあとに自分がどう振る舞ったかによっても育ちます。
感想と考察
僕がブログやYouTubeで「自信」という言葉を使うときには、こちらの「自己信頼感」に近い意味で使うことが多いですね。
能力を高めるという意味ではない、というところです。
ただ、能力を高めるための土台にはなりますよね。
「自信」という言葉には、自己信頼感、自己効力感、自己重要感、自己肯定感など、さまざまな意味が含まれることがあります。しかも、人によって定義が結構違うこともあるんですよね。
なので、もし自信をつけたいと思うのであれば、「自分が思っている自信とは何なのか」を言語化してみることがおすすめですね。
自分の失敗などをしても受け入れる「自己受容感」なのか。
自分自身には価値があるという「自己肯定感」なのか。
自分はできると思える「自己効力感」なのか。
あるいは、自分を頼りにできる「自己信頼感」なのか。
どの部分を高めたいのかによって、考え方や取り組み方も変わってくるからですね。
今の話を聞いて気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、
これらはすべてが完全にバラバラに分かれているわけではなくて、混ざり合っている部分もあるんですよね。
その中で、僕が特に重要視しているのが、自己効力感と自己受容感です。
この二つを合わせると、今回お話ししている自己信頼感にもつながってくるので、自分自身で理解するうえでは、あえて「自己信頼感」という言葉を使わなくてもいいのかなと思っています。
人と話すときには、また別の話になってきます。伝わることが大事なので。
なので、「自信をつけたい」「自信を失った」というときには、
「どういうときに自信をなくしてしまうのか」
「どういうときに自分は自信がないと思ってしまうのか」と、
自分に質問したり、相手に質問したりするところから始めないと、結構すれ違ってしまうことが多い印象ですね。

