タイムブロッキングとは、1日の時間をあらかじめ「何をする時間か」で区切って予定に入れる時間管理法です。
たとえば、
| 時間 | やること |
|---|---|
| 9:00–10:30 | 重要な仕事・集中作業 |
| 10:30–11:00 | メール・連絡 |
| 11:00–12:00 | 会議 |
| 13:00–14:30 | 資料作成 |
| 14:30–15:00 | 休憩・雑務 |
| 15:00–16:30 | 集中作業 |
| 16:30–17:00 | 明日の準備 |
というように、「空いている時間にタスクをやる」のではなく、「タスクをやる時間を先に確保する」のがポイントです。
ToDoリストとの違いは、ToDoリストが「何をするか」を決めるのに対して、タイムブロッキングは「何を、いつやるか」まで決めることです。
特に、仕事や勉強で「やることは分かっているのに、気づいたら一日が終わっている」という場合に使いやすい方法です。
タイムブロッキングのメリット
時間を「余ったら使うもの」ではなく、先に用途を決めて配分できるのが最大のメリットです。
重要な仕事の時間を先に確保できる
急ぎではないけれど重要な仕事が、メールや雑務に押し流されにくくなります。
「次に何をするか」で迷いにくい
予定表を見れば次の行動が決まっているため、判断の回数を減らせます。
この判断回数を減らすことがタイムブロッキングではポイントです。
タスクスイッチングによる認知コストを節約できるからです。
予定を詰め込みすぎていることに気づける
ToDoリストでは10個でも20個でも書けますが、時間に割り当てると「今日は物理的に無理」が見えます。
締め切り直前の追い込みを減らしやすい
大きな仕事を数日前から少しずつ予定に入れられます。
仕事と休憩を分けやすい
休憩や終了時間もブロックしておけば、だらだら働き続けるのを防ぎやすくなります。
人は終了時間を決めないと、無意識にだらだらと作業をしてしまいがちです。
タイムブロッキングは作業にメリハリをつけ、素早くタスクを終わらし、しっかり休憩をとることができる考え方です。
タイムブロッキングのデメリット
予定どおりに進まないと崩れやすい
突発対応や作業の長期化があると、その後のブロックまでずれます。
そのため、トラブルを見越して計画を立てることが大事です。
……僕の場合は、「予定通りにうまくいかないから、今までどおりでいいや」とタイムブロッキングを止めては再開するを繰り返している苦い体験がありますね。
特に人には「どうにでもなれ効果」なんていう自暴自棄的な心理もあるので要注意。
計画そのものに時間がかかる
毎日・毎週、予定を組む手間が発生します。
ただ、「予定を組む」をタイムブロッキングできる分、先の見通しが立てやすいです。
そのため、手間が発生していますが、日々の気づかない手間を減らすことができます。
時間の見積もりが難しい
「この作業は1時間」と見積もっても、実際には2時間かかることがあります。
完璧主義にならず、少しずつ時間の見積もりスキルを身に着けていくことが大事です。
人は何かを計画するときに、必要な時間・費用・労力を実際より少なく見積もってしまう傾向があるので、なかなかに厄介です。この傾向を計画錯誤と呼びます。
予定を詰めすぎやすい
空き時間をすべて埋めると、休憩や突発対応の余地がなくなります。
常に「休める時間・空き時間」があることを大切に。
お金で言うと、「空き時間は、貯金」です。貯金無しでは火の車になるのは、時間もお金も同じです。
柔軟性が下がることがある
予定を守ること自体が目的になると、その場で優先順位を変えにくくなります。
1日のスケジュールを優先順位順にしておくことがおすすめです。
そうすれば、あとのスケジュールは明日以降に後回しもしやすくなります。
「重要なタスクは重くても、先にやる!」……心に響く。
特に重要なのは、予定をぎっしり埋めないことです。例えば1日のうち6〜7割程度だけをブロックし、残りを予備時間にすると運用しやすくなります。


