こんにちは!今回は「炎症促進食(インフラマトリー・フード)」について詳しく解説します。現代の食生活の中で知らず知らずのうちに摂取している食品の中には、体内の炎症反応を促進するものがあります。これらを「炎症促進食」と呼びます。では、具体的にどのような食品が該当するのか、その理由も含めて見ていきましょう。
炎症促進食の特徴とは?
炎症促進食には、以下のような特徴があります:
✅ 飽和脂肪酸やトランス脂肪酸が多い
✅ 精製された糖質や炭水化物が多い
✅ 添加物や保存料が含まれている
✅ 高温調理でAGEs(終末糖化産物)が生成されている
炎症促進食の例と理由
1. 加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)
亜硝酸塩や保存料が含まれ、腸内環境を悪化させるとともに、AGEsや発がん物質(HCA、ベンゾピレン)を生成します。
2. 高温調理された赤身肉
焼き肉やフライパン調理などで、AGEsや酸化脂質が増加し、酸化ストレスや炎症を引き起こします。
3. 精製された炭水化物(白米、白パン、砂糖たっぷりのお菓子)
食物繊維が少なく血糖値を急上昇させ、インスリン抵抗性と炎症を引き起こします。
4. トランス脂肪酸を含む食品(マーガリン、ショートニング、揚げ菓子)
細胞膜を不安定にし、免疫反応を乱すことで炎症を促進します。
5. アルコールの過剰摂取
アセトアルデヒドの毒性、腸内環境の悪化、肝臓への負担によって、慢性的な炎症状態を招きます。
炎症促進食を避ける工夫
炎症促進食を完全に避けるのは難しいですが、以下のような工夫でリスクを減らせます:
✅ 野菜、果物、魚(オメガ3脂肪酸)を意識して摂る
✅ 高温調理を避け、蒸す・煮る調理法を活用する
✅ 加工食品やファストフードを控える
✅ 砂糖や精製炭水化物の摂取を減らす
✅ 飲酒量をコントロールする
まとめ
炎症促進食は、私たちの体に慢性的な炎症を引き起こし、生活習慣病や老化のリスクを高める可能性があります。食生活を見直し、炎症を抑える食品(抗炎症食)を積極的に取り入れることで、健康を守ることができます。