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何も考えていないレース参加者が多い集団に加わること。自分の頭で考えること

「何も考えていないレース参加者が多い集団に加わること。自分の頭で考えること」

ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」 資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか 哲学②バフェットの考え方「短期ではなく圧倒的長期」でものを見る より


「何も考えていないレース参加者が多いほどいい。きちんと分析して賭けている人間がいない集団に加わることが肝心なんだ。」

これは、若い頃のバフェットが競馬場で馬券を研究していた経験につながる話です。
彼は過去の競馬新聞を大量に調べ、スピードやクラスなどを分析して、自分の予想方法を検証していました。『The Snowball』にもその競馬研究のエピソードがあります。

そして、この話と非常に近いバフェット本人の発言として、ノートルダム大学での講演には、

“You have to think about things yourself.”
「物事は自分自身で考えなければならない」

さらに、失敗したウォール街の企業について、

“mindless imitation of their peers.”
「仲間を何も考えずに真似したからだ」

と述べた記録があります。1991年の Los Angeles Times が当時の発言を掲載しています。

なので、バフェットの考え方を一続きにすると、

「勝つには、考えていない参加者が多い場所で、自分だけはきちんと分析し、自分の頭で考える」

ということになります。


「10年後もアプリよりアイスクリーム」と合わせると、バフェットの思想がかなりよく見えます。
①予測しやすいものを選ぶ
②他人の真似ではなく自分で考える
③自分に有利な勝負だけする
という3つです。

感想と考察

ウォーレン・バフェットのこの言葉は、2026年の今からすると、かなり古い言葉だと思うんですが、今のAI時代だからこそ、ある意味刺さる言葉になっていますね。

今は情報氾濫社会ということで、正解のような思考がすぐに手に入ってしまいます。
しかも、AIによってさらに拍車がかかり、「AIが考えるんだから、これでいけば大丈夫だ、安心だ、正解だ」というふうになりやすい時代だと思うんですよね。

誰もがあらゆる知識を手に入れられるというのは、いいことのように聞こえます。
ただ、逆に言うと、何も考えていないレース参加者が増える時代にもなっていると言えるのかなと思います。

特にAIは、この「考える」という部分までやってしまうので、自分の頭で考えることを放棄してしまう人も、やや増えてきているんじゃないかなと感じますね。

なので、
何も考えていないレース参加者が多くなっていく(と予想される)中で、自分の頭で考えることは、今の時代においてとても重要なんだなと思いました。これは僕自身もしっかり意識しなくてはいけないなと思ったところですね。

実際、僕も39歳ぐらいの頃からいろいろな勉強を始めて、知識を集めれば集めるほど、自分で考える割合が減ってきているというのをすごく感じていて、危機感を持っていました。

どうしても、知識の枠組みの中で考えてしまう癖がついていたんですね。

それこそ、双極性障害や不眠症を改善したときは、知識を道具として使って、「それを自分にどう役立てていくか」「自分にとって何が大切なのか」というところを中心に考えていました。

それが、いつの間にか知識そのものが中心になってきている。そこは最近、自分自身にとってすごく残念な状態になっているなと思っていたので、この名言は、自分を振り返る際に何度も見たほうがいい言葉なのかなと思いました。

たぶん、知識に頼ってしまうということは、そこに自分の考えがまだ磨かれていない、つまり、自分の考えに自信がない証拠なのかなと、僕自身は思いましたね。

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