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就寝1時間以内の飲食で睡眠時間は35分長くなった。が、中途覚醒リスクは2倍以上に増加

「寝る前の食事は良くない」とよく言われますが、実際にどれほど睡眠へ影響するのかは、意外にもはっきり分かっていません。夜食をすると「太る」「眠りが浅くなる」といったイメージを持つ人も多い一方で、糖質によって眠気が強くなり、逆に長く眠れるという話もあります。

そこで今回紹介する研究では、アメリカの12万人以上を対象に、「就寝前の飲食」と「睡眠時間」「夜中に目が覚めるリスク(WASO)」の関係を大規模に調査しました。

その結果、寝る直前に飲食した人は睡眠時間が長くなる傾向があった一方で、夜中に目覚めるリスクも大きく増えていました。つまり、“長く寝ている=睡眠の質が良い”とは限らない可能性が見えてきたのです。

さらに、食事と就寝の間隔を空けるほど、睡眠への悪影響は弱くなる傾向も確認されました。

参考:就寝前の飲食、睡眠時間、および入眠後覚醒の関連性:米国時間利用調査からの知見【ケンブリッジ大学2021年】

【研究や論文は、chatGPTに著作権に配慮して、要点をまとめてもらっています。[ ]のメモは僕の意見・感想です】

結論

就寝1時間以内に飲食した人は、睡眠時間が長くなる傾向がありました。一方で、「夜中に30分以上目が覚める(WASO)」リスクも約2倍に増えていました。

また、食事と就寝の間隔が長くなるほど、睡眠への悪影響は弱くなる傾向が確認されました。研究では、就寝の4〜6時間前までに食事を済ませることが、より安定した睡眠につながる可能性が示唆されています。

内容の信頼性:8.5 / 10点

信頼できる点

  • アメリカ全国規模の調査データ(12万4239人)を使用
  • 2003〜2018年の長期間データ
  • 年齢・性別・仕事・家族構成など多くの要素を調整して分析
  • ケンブリッジ大学出版局の査読付き論文

注意点

  • 「1日の自己申告データ」であり、完全な睡眠測定ではない
  • 何を食べたか(カフェイン・アルコール・脂質など)は不明
  • 因果関係は証明できない
    (「夜食したから睡眠が悪化した」のか、「睡眠が乱れやすい人が夜食する」のかは断定できない)

何の研究か?

この研究は、「就寝前の飲食」が睡眠にどのような影響を与えるかを調べた研究です。

特に以下の2点との関係を分析しました。

  • 睡眠時間
  • WASO(入眠後覚醒)
    → 一度寝た後に30分以上起きてしまう状態

研究では、就寝前

  • 1時間以内
  • 2時間以内
  • 3時間以内

に飲食した人を比較しました。対象は15歳以上のアメリカ人12万4239人です。

研究した理由は?

睡眠衛生(良い睡眠習慣)では、「寝る前の食事は避けるべき」とよく推奨されています。

しかし実際には、

  • 「夜食は睡眠を悪くする」
  • 「軽食なら問題ない」
  • 「睡眠時間が伸びる可能性がある」

など、過去研究の結果が一致していませんでした。

また、これまでの研究では、

  • 就寝の何時間前に食べたか
  • 男女差
  • 大規模データ

を十分に調べたものが少なかったため、本研究が行われました。


結果はどうだったか?

① 就寝1時間以内の飲食で睡眠時間は長くなった

就寝1時間以内に飲食した人は、しなかった人より睡眠時間が長くなりました。

  • 女性:約35分長い
  • 男性:約25分長い

という結果でした。

就寝1時間以内の飲食で睡眠時間が長くなった原因としては、1つは、睡眠の質が悪くなったことで、体がより多くの睡眠を必要とした可能性があります。
2つ目としては、寝る直前に糖質を摂取した影響も考えられます。糖質を摂ると、インスリンの作用によって結果的にメラトニンが増え、寝つきが良くなったり、睡眠時間が伸びたりすることがあるとされています。
この2つの要因によって、睡眠時間が長くなったのかもしれません。


② しかし「夜中に目が覚める」リスクも増加

一方で、就寝1時間以内に飲食した人は、夜中に30分以上覚醒するリスク(WASO)が大幅に増加しました。

  • 女性:2.03倍
  • 男性:2.64倍

つまり、「長く寝ているようでも、睡眠の質は悪化している可能性」が示されました。


③ 食事と就寝の間隔が長いほど悪影響は減少

この研究では、食事や飲み物をとる時間が「寝る直前」に近いほど、睡眠が乱れやすい傾向が見られました。反対に、食事から就寝までの時間が長くなるほど、睡眠への悪影響は弱くなっていました。

具体的には、就寝1時間以内に飲食した人では、夜中に30分以上目が覚める「WASO」のリスクが高くなっていました。しかし、飲食のタイミングが就寝2時間前、3時間前、さらに4〜6時間前と離れていくにつれて、そのリスクは少しずつ低下しました。

これは、寝る直前に胃腸が活発に働くと、体が十分に休息モードへ入りにくくなるためだと考えられます。たとえば、食後すぐに横になると、胃もたれや胸やけ、トイレに起きる回数の増加などが起こり、睡眠の途中で目が覚めやすくなる可能性があります。

また、この研究では「睡眠時間が長くなる」ことも確認されましたが、これは必ずしも良い睡眠を意味しません。夜中に目が覚めることで睡眠の質が落ち、その分を補うように長く寝ている可能性があるためです。

特に研究では、就寝の4〜6時間前までに飲食を済ませると、短すぎる睡眠や長すぎる睡眠、WASOのリスクが比較的低くなり、安定した睡眠につながる可能性が示されています。

つまり、睡眠の質を考えるなら、「寝る直前に食べない」だけでなく、「夕食から就寝までにある程度の時間を空ける」ことが大切だといえます。目安としては、可能であれば就寝4〜6時間前、難しい場合でも少なくとも就寝1時間以内の飲食は避けるのが望ましいと考えられます。


④ なぜ睡眠時間は長くなったのか?

研究者は、以下の可能性を考察しています。

  • 夜食で胃腸が刺激され、途中で目覚める
  • 睡眠が浅くなり、その分長く寝ようとする
  • アルコールやカフェインが影響している可能性
  • 夜食習慣自体が不健康な生活習慣の一部かもしれない

つまり、「長く寝た=良い睡眠」とは限らない、という点が重要です。

ブログ管理者:メンタルコーチしもん

・29年の不眠症と5年の双極性障害を克服
・38歳から運動を開始
マラソン完走&800m優勝
・コーチング実績1,000件超
一部の相談者や子どもから「しももん」と呼ばれる
・書籍5冊出版(読者2,000人超)
・IQは金田一少年くらい
・子守歌ボイスの持ち主
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