眠りたいと強く思う人が寝付けずにストレスがあるときに、ベッドの上で使える睡眠テクニック『幸せの方程式』の使い方をお伝えします。
『眠りたい気持ちを手放して、 横になる気持ち良さをただ感じることで眠れる方法』になります。なぜ眠りたい気持ちを手放すと眠れるかというと、睡眠への執着が眠れない原因を作ってしまうからです。
あなたはこのように考えていませんか?
「眠れば回復するから、眠らなきゃいけない」
「眠ることができれば、1日が良いものになる」
「眠ることができれば、人生が好転する」
確かに自分はこう考えていると思った場合。
眠りへの執着が、プレッシャーを生んで、睡眠ができていないのかもしれません。
実は睡眠への執着があると、眠りではなくて目覚めにつながるんです。
理由は簡単。睡眠への執着が力みを生んでしまうからです。
力が入っている状態と力が抜けている状態では、どちらが眠りやすいかというと。
もちろん、力が抜けている状態ですよね。
力が入って体がこわばっているより、体がリラックスしているほうが眠りやすいです。
寝付くことができないあなたはベッドの上で、リラックスができていないのではありませんか?
この記事を最後まで読めば、心地よい幸せな眠れるようになり、安眠が手に入ります。
ご興味があるかたのみ、最後までお読みください。
今回の幸せの方程式の考え方を使った方法で眠れるようになった人は多い!
・発達障害を抱える30代のシングルマザー
・仕事と家事を両立する40代のママ
・40代の税理士
・YouTube視聴者、公式LINE登録者など、多くの人が眠れるようになりました。
全体的に「効率主義」「完璧主義」が強い方に効果があった印象です。
幸せな眠りが手に入る【幸せの方程式】とは?
今回の安眠する方法では、仏教の方程式である【幸せの方程式】を使います。
幸せの方程式は【幸せ=快感÷執着】であらわされる幸せを感じるための方程式です。
分かりやすくいうと、 幸せに執着してしまうと、快感が薄れてしまい、 幸福を感じにくくなるというものです。
例えば。
おいしい炙りマグロを食べるとき、炙りマグロの香ばしい味わいとマグロのうまみを味わうとおいしくて幸せな気持ちになります。
でも、「この炙りマグロを食べるとものすごくおいしくて幸せな気持ちになるから食べて!」と言われてから食べると、思ったよりもおいしさを感じられず、幸せな気持ちにもなりにくいです。
つまり、幸せに執着すると、「快感=おいしい」を感じにくくなり、結果的に幸せな気持ちにもなりくくなるということです。
事前にハードルをあげると「そうでもなかった」経験はあなたにもありませんか?
今回の寝付けない話で言うと。
「幸せ」とは「眠れること」
「快感」とは「ベッドの上にいるときの気持ちよさ」
「執着」とは「眠りたい気持ち」
幸せの方程式だと「眠れること=ベッドの上にいる気持ちよさ÷眠りたい気持ち」ですね。
つまり、眠りたい気持ちが強いと、 ベッドの上にいる心地よさを感じにくくなり、結果として眠りにくくなってしまいます。
寝付けないときのあなたをイメージしてください。
眠りたい眠りたいと強く思っているとき、 やわらかい布団の心地よさ、 暗い寝室で目を閉じて感じる安らぐ心地よさ、 立つことをやめて横になった心地よさなどの、心地よさを感じていますか?
おそらく眠りたい思考が強く、 心地よさが意識できてないのではありませんか?
眠りたいに意識が向くあまり、心地いい感覚を感じくくなっているんですね。
幸せの方程式は仏教のお話なんですが、体の心地いい感覚を意識できていない状態は「心理学的盲点スコトーマ」でも説明ができます
▼心理学的盲点ストコーマ
見えているものが、意識しないことで見えなくなってしまうこと
意識を眠りではなくて、体の心地よい感覚に向けることで、安眠ができます。
体の心地よい感覚をただ感じていると、自然と体も心もリラックスをしてくるからです。
逆に、意識を眠りに向けると、眠りたい想いが強くなり、プレッシャーやストレスが生まれ、体に力が入ります。 体に力が入ると、眠りではなく目覚めにつながります。
つまり、睡眠への執着を手放し、気持ちよさを感じていると、自然な眠りな手に入るんです。
睡眠への執着が生まれてしまう理由とは?
・眠った先のメリットに目を奪われている
・眠らなければいけないと強く思っている
・睡眠に大きな期待を持っている
睡眠への損得勘定が、執着につながっていることがあります。
眠った先のメリットではなく横になる気持ちよさを感じることが大切です。
幸せの方程式で導いた安眠を手に入れる答えはコレだ!
安眠をするためには、眠りではなく気持ちよさに意識を向けることが大事です。
具体的に次のような感じです
- 眠ることができる寝室の空間を気持ちいいとただ感じる。
- 明かりが消えて目が安らぐことを気持ちいいとただ感じる。
- テレビやスマホの音がなく、静かで気持ちいいとただ感じる。
- 枕や布団のやわらかさを、気持ちいいとただ感じる。
- 考えることも動くこともなく、休めることを気持ちいいとただ感じる。
- 横になって、手足や肩など体の力が抜けていくことを気持ちいいとただ感じる。
これらは幸せの方程式の考え方を使った眠る方法の具体例の一部です。
ベッドで横になっているとき、 他の気持ちよさに気づけば、その気持ちをただ感じていけば大丈夫です。
気持ちいい気持ちいいと思っているうちに、すとんと意識が落ち、安眠ができます。
気持ちよさを感じていると、体がリラックスするだけではなく、 いつの間にか悩みや考えごとも減っていきます。
理由は簡単。 感覚に集中してしまうので、 思考する暇がなくなるからです。 つまり、マインドフルネスの状態になるんですね。
マインドフルネスとは?
わかりやすくいうと、今の状態に気づき、今に集中すること。
今回でいうと、「眠る=未来の自分」ではなく「ベッドに横たわっている=今の自分」の感覚の気持ちよさに気づき、集中することです。
幸せの方程式は思考にとらわれない方法です。
不安や焦り、 ネガティブ思考が繰り返される反芻思考がある方にも効果が高いのが特徴です
もともと、仏教はとらわれないが大事とされていますよね。。
僕の場合の「幸せの方程式による睡眠」
考え事や悩み事がある時に、 今回の方法を使います。
僕の場合はベッドの 気持ちよさだけではなく、腹式呼吸を繰り返して、体の力が抜けていく気持ちよさに意識を向けることがあります。
僕の場合は腹式呼吸をしていると、10~15分ほどで頭と体がリラックス状態になります。
「気持ちいいな」と思っているうちにいつの間にか眠っています。
最近では、 今日は 悩みがあるから 寝付きは悪くなるかもなあと思いながら、気持ちよさに目を向けているといつのまにか寝ていて、起きた後でなんだか面白くてクスっと笑ってしまうことがあります。
ただ運動のしすぎで、体に痛みがあるときは、なかなかうまくいかないことがあります。体の気持ちよさではなく不快感にとらわれることがあるからです。体にストレスがかかっている状態であれば、筋弛緩法やボディスキャン瞑想という体を癒す方法を使ってリラックスするようにしています。
幸せの方程式で眠れる人が多い理由
幸せの方程式の考えを使った今回の睡眠テクニックは、眠りたい思考をゆるやかにすることができます。
眠りたい思考がゆるやかになることで、リラックスができ、眠れるんですね。
眠れない人の中には思考(心理的な動き)が原因で眠れない人もかなりいます。僕もそうでした。
特に眠りに対して、「眠りたいのに眠れない」「睡眠不足が嫌だ」「睡眠が足りていない」などネガティブな経験があると、睡眠への意識が高まり、眠りではなく目覚めにつながってしまうことがあります。
▼精神生理性不眠症(psychophysiologiucalinsomnia:PPI)
過去の不眠体験がトラウマとなり、眠れなくなる不眠症。
何かのきっかけで寝つけないことがあり、それ以降「今日も眠れないのではないか?」と不安と緊張が強まり、眠れなくなる。
①一時的な不眠症
②睡眠への執着が高まる
③眠るための過剰な努力をする
④結果、眠りにくくなる
⑤ベッドで起きている時間が増える
⑥不適切な睡眠衛生になる
⑦結果、慢性的な不眠症になる
参考動画
・精神生理性不眠症の3つの原因と2つの改善法
・精神生理性不眠症の3つの原因と10つの改善法
幸せの方程式を使って眠れる人は、夜のベッドでだけ眠れない人が多いです。
眠れないのは睡眠へのプレッシャーが原因だからです。
電車などの乗り物になっているとき、リビングでテレビなどを見ていてくつろいでいるときなど、睡眠を意識しないときに「うたた寝」をしてしまうなどがある可能性があります。
他に睡眠へのプレッシャーを手放す方法として「睡眠の逆説的思考」があります。
幸せの方程式の考え方でうまく眠れないこともある
幸せの方程式の考え方で眠れない人の話を聞くと、幸せの方程式で眠れない原因と思われるものが大きく2つあります。
幸せの方程式で眠れない人の原因①
睡眠への執着をやめて気持ちよさを感じたら「眠ることができるぞ!」と、結局睡眠に執着をしてしまっている。
睡眠への期待が大きいと、そもそも執着をやめることが難しいことがあります。体の気持ちよさへ集中するよりも、睡眠への執着が勝ってしまうと、幸せの方程式がうまく使えません。
今回は、気持ちよさをただ感じるという方法ですが、体の気持ちよさに意識を向ける集中力がある程度は必要です。
幸せの方程式で眠れない人の多くは、目をつむって深呼吸を1分間繰り返すのができないくらいに落ち着くのが苦手です。
対策としては、普段の生活の中で、目をつむって休む心地よさを感じる時間を作ったり、目をつむって深呼吸をできる時間を伸ばしていくなどがあります。
よりガッツリ改善したい場合は、瞑想やヨガがおすすめです。
幸せの方程式で眠れない人の原因②
思考のプレッシャー・緊張以外が原因で眠れない場合です。
体内時計がズレている、睡眠圧や睡眠への認知に問題がある、痛みや不安や焦りなどの心身のストレスがある、寝室の温度が睡眠と合っていない、病気によるものなど、リラックスが難しかったり、リラックスしないことが睡眠の原因となっていない場合です。
幸せの方程式を使う方法で、ある程度のリラックスはできるので効果自体はあります。でも、本当の原因が他にあるので眠りまでにはつながっていないということです。
まずはほかの眠れない原因から解決していくことが大切です。
苦しみの方程式もあるよ
苦しみの方程式とは、苦しみが大きくなる理屈を方程式にしたものです。
幸せの方程式が【幸せ=快感÷執着】だったことに対し、苦しみの方程式は【苦しみ=痛み×抵抗】になります。苦しみの方程式も、痛みに執着してしまっているので、執着が原因であることは一緒です。
苦しみの方程式で睡眠を考えると、「眠れないストレス(痛み)に抵抗すると、眠れない苦しみが増す」となります。もちろん、苦しみが増すと、眠るのは難しくなります。苦しみはリラックスから遠く離れたものだからです。
幸せの方程式は「眠りたいという執着」であり、苦しみの方程式は「眠れないのに眠ろうとする抵抗」と考えられます。ただ最終的な解決策は、僕の眠りテクニックの場合では同じなので、ストンと納得できるほうの考え方を使うのがおすすめです。納得することは安心感を生むからですね。
睡眠ではリラックスを得られるため安心感が大切。
苦しみの方程式についてご興味がある場合、苦しみの方程式の記事をお読みください。
幸せの方程式睡眠と同じ『リラックス系』の睡眠方法
▼睡眠に使えるリラクゼーションテクニック
・漸進的な筋弛緩法
・呼吸法
・ホワイトノイズ ※扇風機の音などを使う
・認知シャッフル睡眠法 ※スマホアプリ有
・マインドフルネス瞑想
・マインドレステクニック(ボーっと読書をする等)
・迷走神経を刺激する(保冷枕で首を冷やすなど)
▼睡眠のマインドレステクニック
意図的に気を散らすことで、思考や睡眠への執着が減り、眠れる方法
・ボーっと本を読む(マインドレスリーディング)
・ボーっとテレビを見る(マインドレステレビ。距離は置くこと)
・ボーっとラジオや音楽を聴く(マインドレスリスニング)
・認知シャッフル睡眠法(スマホアプリ有)
・逆説的意図睡眠法
など、「ぼーっとするためになにかをする方法」
参考動画
・入眠スキル】集中が分散して眠れる「マインドレスネス」
幸せの方程式で安眠する方法のまとめ
- 睡眠に執着することでプレッシャーが生まれて寝付けない
- 睡眠への執着を手放し、ベッドに横たわる体の気持ち良さをただ感じる
- 日々の生活の中で、目をつむって深呼吸など体の気持ちよさに集中する力をつける
おすすめ本
・反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
・眠れない理由を知って 眠れる方法を知れば 安眠。
・自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス
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