卵とは、鳥類などが産む卵のうち、人が食用にするものです。日本で単に「卵」と言う場合は、一般に鶏卵を指します。
卵は大きく、卵殻・卵白・卵黄からできています。
- 卵白
主成分は水分とたんぱく質。加熱すると固まる性質があります。 - 卵黄
脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどを含みます。乳化作用があり、マヨネーズなどにも利用されます。 - 卵殻
主に炭酸カルシウムでできており、中身を保護します。
卵は、良質なたんぱく質を多く含む食品です。人間が体内で作れない必須アミノ酸をバランスよく含みます。また、脂質、ビタミンA・D・B群、鉄、リンなどさまざまな栄養素を含みます。
そのため、卵は「一つの食品の中に多種類の栄養素が含まれている」という点が大きな特徴です。
卵の栄養
卵によって差異はあります。目安で!
※【ChatGPT分析】参考元:食品データーベース
| 栄養素 | 100gあたり | 可食部50gなら |
|---|---|---|
| エネルギー | 142 kcal | 約71 kcal |
| P:たんぱく質 | 12.2 g | 約6.1 g |
| F:脂質 | 10.2 g | 約5.1 g |
| C:炭水化物 | 0.4 g | 約0.2 g |
| 食物繊維 | 0 g | 0 g |
| コレステロール | 370 mg | 約185 mg |
| ビタミン | 100gあたり | 可食部50gなら | 主な働き |
|---|---|---|---|
| ビタミンA | 210 µg RAE | 約105 µg | 視覚、皮膚・粘膜 |
| ビタミンD | 3.8 µg | 約1.9 µg | カルシウム利用、骨 |
| ビタミンE | 1.3 mg | 約0.65 mg | 抗酸化作用 |
| ビタミンK | 12 µg | 約6 µg | 血液凝固、骨 |
| B1 | 0.06 mg | 約0.03 mg | エネルギー代謝 |
| B2 | 0.37 mg | 約0.19 mg | エネルギー代謝、皮膚など |
| B6 | 0.09 mg | 約0.045 mg | アミノ酸代謝 |
| B12 | 1.1 µg | 約0.55 µg | 赤血球・神経機能 |
| 葉酸 | 49 µg | 約25 µg | DNA合成、造血 |
| パントテン酸 | 1.16 mg | 約0.58 mg | エネルギー代謝 |
| ビオチン | 24.0 µg | 約12 µg | 糖質・脂質などの代謝 |
| ビタミンC | 0 mg | 0 mg | ― |
| ミネラル | 100gあたり | 可食部50gなら | 主な働き |
|---|---|---|---|
| ナトリウム | 140 mg | 約70 mg | 体液調節 |
| カリウム | 130 mg | 約65 mg | 体液・神経・筋肉 |
| カルシウム | 46 mg | 約23 mg | 骨・歯 |
| マグネシウム | 10 mg | 約5 mg | 酵素反応、筋肉 |
| リン | 170 mg | 約85 mg | 骨・ATPなど |
| 鉄 | 1.5 mg | 約0.75 mg | ヘモグロビン |
| 亜鉛 | 1.1 mg | 約0.55 mg | 酵素、免疫、細胞機能 |
| ヨウ素 | 33 µg | 約17 µg | 甲状腺ホルモン |
| セレン | 24 µg | 約12 µg | 抗酸化酵素など |
| 銅 | 0.05 mg | 約0.025 mg | 鉄代謝など |
卵は、「高たんぱく・低糖質で、脂質もある程度含む食品」です。炭水化物はほとんどありません。
たんぱく質は筋肉だけでなく、皮膚、髪、酵素、ホルモンなど体を構成する材料になります。
卵の特徴は、必須アミノ酸を含む動物性たんぱく質を手軽に摂取できる点です。
卵は特にビタミンA、D、B2、B12、パントテン酸、ビオチンなどを含むのが特徴です。
反対にビタミンCは含まれていません。
ビタミンDを食品から摂取できる点も卵の特徴の一つで、ビタミンDはカルシウムや骨の代謝に関与します。
特に注目しやすいのは、リン、鉄、亜鉛、ヨウ素、セレンです。セレンや亜鉛のような微量ミネラルも摂取できます。
卵の栄養的な強みをまとめると
1個程度の少ない量で、たんぱく質+脂質+複数のビタミン・ミネラルをまとめて摂れることが最大の強みです。特に、
たんぱく質
+ ビタミンA・D・B2・B12
+ 鉄・亜鉛・セレン・ヨウ素
という組み合わせを一つの食品から摂取できます。
逆に、食物繊維とビタミンCはほぼ補えず、炭水化物も非常に少ないので、卵だけで栄養が完結するわけではありません。野菜・果物・穀類などと組み合わせると、卵に少ない栄養素を補いやすくなります。
なお、上の「1個」は比較しやすいように可食部50gとして単純換算した値です。実際の卵はサイズによって重量が変わります。
卵の調理面
卵は栄養源であるだけでなく、食品加工上も非常に重要です。
加熱凝固によって、ゆで卵、卵焼き、茶碗蒸しなどになります。起泡性を利用すると、メレンゲやスポンジケーキを作れます。乳化性を利用すると、マヨネーズのように油と水を混ざりやすくできます。また、料理にコク、色、風味を加える働きもあります。
つまり食品面から見ると、卵は「栄養価の高い食品」であると同時に、「固める・泡立てる・乳化するなど、多くの調理機能を持つ食品」といえます。
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